ボクは歯磨き嫌いだな…
そもそも口を開けてじっとするのがストレスなワケ
そうだね、わんこは口のお手入れをするからと言って口を大きく開けてじっとするのは無理だよね
その上硬い棒の付いたブラシを口にグイグイ押し込まれた日には恐怖を感じるワケ
わんこのお口のケアは【無理せず】【楽しく】【継続】する事を優先して取り組んでみましょう!
歯磨きの重要性
【歯磨き】=【口腔ケア】、つまりお口の健康を保つことです。
お口の健康を保つと同時に、わんこが長生きをするための秘訣ともなります。
いざ、歯槽膿漏になってからあわてて歯磨きに取り組むのではなく、健康な状態の若い時からしっかりと取り組むことを推奨します!
歯槽膿漏を侮るなかれ!
・歯槽膿漏になると歯茎から出血したり、臭いもきつくなります
・悪化すると歯茎の奥に膿がたまり、顔の表面から皮膚を突き破り膿が出てくる事もあります
・お口の違和感や不快感、痛みから食欲が落ちたりおもちゃで遊ぶことをためらい、しょんぼりと過ごす様になってしまう事もあります
・歯周病菌は心臓などの内臓疾患を引き起こすと言われています
怖すぎるんだけど・・・
歯槽膿漏は【予防】は出来ますが一度なってしまううと【自然治癒】は絶対にしません
いやぁあぁあぁぁぁ~~~
うちの子はまだ若いから大丈夫!と思わずに、1日1分でも良いのでまずは歯磨きをする習慣をわんこも飼い主も身に付けましょう
【歯磨き】は難しい?
人間の歯磨きのように、歯ブラシを当てて奥歯、前歯、歯の裏側、歯間…とすべてをピカピカに磨くのは至難の業です。
時間をかけてしっかりと歯垢を取り除くに越したことはありませんが、わんこにとって大きなストレスになってしまっては長続きしません。
【歯磨き】=【歯ブラシでのお手入れ】だけではないわんこのお口のお手入れ、まずは出来ることからはじめてみましょう♪
なんちゃって【歯磨き】やってみよう♪
おもちゃの引っ張り合い
え、おもちゃ遊びが歯磨きなの?
そうなの!
何かを【噛んで】【引っ張る】事によって、結果【歯を磨く】事になります
わんこも飼い主も歯磨きをしているつもりはなくお口の健康増進につながるので、おもちゃで遊ばなきゃ損!です。
注意点としては【使ったおもちゃを清潔に保つ】事です。
おもちゃを毎日洗うという方は少ないと思うのですが、わんこがくわえたおもちゃにはお口の汚れや菌などがたくさん付着しています。
同じおもちゃを複数用意して、できれば毎日洗って天日干しした清潔なおもちゃで遊ばせましょう。
固い物を噛んでもらう
引っ張り合いをするのが効果的ですが、地味にガジガジ一人遊びでも十分効果はあります。
物を噛むことによって歯磨き効果はもちろん、唾液が多く分泌されます。唾液にはお口の中の菌をやっつける作用があります。
おもちゃやガムなどわんこが夢中になれるものを用意して、しっかりと噛んでもらいましょう。
本格的な【歯磨き】やってみる?
ステップ1 口元を触る
ポイントは【自然な流れでリラックスして】行う事です。
人間が緊張したり『歯を磨くぞ!!』オーラを出して取り組もうとするとわんこは警戒してしまいます
突然手袋を付けて近寄ってこられても警戒するワケよ…
何気ない日常で手袋をしている姿を見せて、手袋をしている飼い主の姿に慣れてもらっておくことも大切です
ステップ2 口の中を触る
いつもナデナデしてもらっている飼い主さんの手、自然な流れでお口の中を触っても意外と平気だったりします。
慣れるまでは歯の表面を撫でる程度で終わらせて、慣れてきたら歯と歯茎の境目をマッサージする感じで磨きましょう。
全ての歯を一気に磨き上げようとせず『今日は上の歯』『今日は下の歯』と言う感じで、日を分けて短時間で行う様にして下さいね。
ステップ3 歯磨きグッズの使用
お口を触ることに慣れてくれたら、歯ブラシを使ってみるのも良いと思います。
ただし、柔らかい指は平気でもいざ固い道具を口に入れられるのは嫌がる事もあります。
また、道具を使うと力加減が分からなかったり、すでに歯槽膿漏を起こしている場合は痛がる事もあります。
歯磨き=歯ブラシを使うことが絶対ではありません。
無理せずにわんこが受け入れてくれるアイテムを使って、長い目でゆっくりとすすめましょう。
【歯磨き】まとめ
磨かれるのはイヤだけど、おもちゃで遊ぶ事はボクにもできるぞ!
毎日コツコツ日々の積み重ねが5年後、10年後のお口の健康につながります